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2005年04月03日

4 荷物の搬入と物品調達

さて、荷物の搬出も無事終わり、あとは荷物を受け取るだけ、で済めばまことに楽な話であるが、そうはいかない。引っ越しに伴って処分してしまったもので、引っ越し先で必要なものは調達しなければならない。

前にも書いたが、引っ越しに際して、家電関係は基本的には現地調達という方針を立てた。電子レンジや洗濯機は電気の周波数の関係で使えないし、あとのものも古くてコストをかけて輸送するには躊躇するものがある。また、ストーブなどはそもそも持っていないから、それは調達するしかない。結局、搬出したものと言えば、書籍を別とすれば冷蔵庫とパソコンと餞別のスキーくらいのものである。

今回の難点は、ストーブの調達のために不慣れな雪道の運転を強いられる可能性があることである。ストーブについては、あらかじめ、札幌郊外のリサイクルショップで在庫を確認して、目星だけつけていた。それを見に行って、買って持って帰るためには自動車が必須である。しかし、私は、車の運転に関しては初心者マークがようやく要らなくなったくらいという素人さ加減である。今年は雪が多く、積雪がまだかなり残っているようである。それでも、運転しなければ仕方がない。札幌のレンタカー業者に電話して予約である。

しかし、3月下旬の週末ということで、引っ越し関係でレンタカーを借りる人が多いらしく、最初に電話をかけた業者は、一台残らず借りられてしまっている、ときた。結局、別のレンタカー業者に電話して借り出しに成功した。しかし、自動変速の自動車を所望したのであるが(一応手動変速の自動車も運転できるけど、安全を期して)、それについては保証できない、と言われてしまった。

出発の前日、たまたま札幌入りしていた知人に聞くと、道路に関しては雪はあらかた溶けている、ということであった。

荷物を搬出した週の週末に、いよいよ札幌入りした。なお、今回は荷物の受け取りと必要物資の調達だけで、仕事の関係で一旦関西に戻らなければならない(何たる不合理)。

札幌駅で上記知人と合流して、まず不動産屋に鍵を取りに行き、ついでレンタカー業者に出向く。自動車は運良く自動変速であった。道は事前の情報通り、乾いていて走行には不安はあまり感じない。ただ、路肩に雪堆が積み上がっていて、レーン取りは困難であった。

ストーブは、破格の8400円で手に入った。年式は古いものの、ショップの親父さんは十分動く、と太鼓判を押してくれた。やった、かなり節約できた。ついでに洗濯機もそこで購入。

あと、煙突の材料や、電灯やらなにやら細々したもの買いにホームセンターに行った。夕方から猛吹雪で、運転が怖かった。

翌日は、荷物の受け取り、である。煙突を散々苦労しつつ作ったりしながら、結構待たされた。しびれを切らして知人とスープカレーを食べに出かけたりしたけど、余裕で間に合った。

とりあえず、引っ越しの作業は大枠では終了したが、かなりの一万円札が消えていってしまった。その上、元の家の方の整頓に、さらに二晩の徹夜を強いられるのであった。