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2005年02月19日

私の失敗(3)--小論文に対する無策

(2)で書いたように、私は小論文には妙に自信を持っていた。そして、北海道大学の場合、合格には少々足りなかったものの、成績開示の結果によるとそこそこいい位置につけていたことも事実である。

私は、「念のため」、「滑り止め」くらいのつもりで、岡山大学にも出願していた。岡山大学は、二次試験が小論文のみであり、適性試験、小論文、学部成績などをバランスよく評価する合否判定をとることを表明していたので、北海道大学が「万が一」だめであったとしても、岡山については不合格はありえない、と思っていた。

・・・・甘かった。全くもって岡山大学には失礼な考えをもっていた。岡山大学の小論文は、私にとっては超難問を用意して私を迎えてくれた。

まず、字数が中途半端でなく多かった。3時間で3570字。考える時間抜きに分速20文字弱を要求する膨大な量である。つぎに、出題意図が全く見えてこない。問題文を何度読んでも、何を相手が要求しているのかさっぱり見えてこない。これは今までになかったことである。

結局、訳のわからないことを書いて字数だけ埋めて、終了。結果は推して知るべしである。

あまりに腑に落ちないので、後に、予備校主催の合同説明会に参加していた岡山大学の教員に、出題意図を聞いてみた。少なくとも第一問については実はそんなに難しくはなかったのである。第一問は、問題文が前後で論理矛盾を来しており、そのことが説明できればOKであったそうだ。

その程度のことが認識できなかったようでは、私の小論文に対する自信とやらは、まことに儚い、砂上の楼閣のようなものであったといえよう。何らかの対策を行うべきであった。