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2010年3月14日

大堀干し

佐賀城 半世紀ぶりの堀干し ハス復活へ250人が参加」(ヤフーニュースより)

半世紀ぶりに、佐賀城の堀の水を落としてそこに溜まった泥を汲み出す作業が行われているというお話。「堀干し」という言葉に聞き覚えがあるな、と思って考えたら、下村湖人の『次郎物語』に出てきたのでした。あの話は佐賀が舞台ですからね。

下村湖人の作品リスト(青空文庫)

でも、改めて確認してみると、『次郎物語』で出てきたのは、大堀という名前の溜め池を干す場面で、佐賀城の堀じゃないですね。肥料を得るために泥を汲み出すというのは同じなのですが。

『次郎物語』では主人公が佐賀城内にある旧制佐賀中学校(がモデルとなった中学校)に進学するので、その辺でごっちゃになっていた模様。

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