« 2011年3月 | メイン | 2011年5月 »

2011年4月の記事一覧

2011年4月 1日

ギョウザの玉将,札幌初上陸(注:今日は4月1日)

本日は4月1日です。新年度の始まった今日,ギョウザで有名な「玉将」が札幌に初上陸いたしました。

「玉将」と言えば,関西では著名な中華チェーン店ですが,異常に安い値段設定(ギョウザ1人前100円)や,皿洗いをすれば定食がタダになる(但し学生限定),スパルタンな新人社員研修など,何かと話題を集めている企業です。

初めて「玉将」を訪れる者にとって戸惑うのは,注文する際の独特のシステムです。

各テーブルには,小型のマイクが備え付けられており,それが厨房のスピーカーに接続されています。そして,客は独特の暗号を用いて,厨房に直接料理を注文しなければなりません。

暗号といっても,さほど凝ったものではなく,基本は料理の名前と,数の組み合わせです。しかし,各々が中国語風の言い方になっているものが多く,例えばギョウザは「コーテル」,チャーハンは「ソーハン」,鶏唐揚は「エンザーキー」などといいます。数は1,2,3,4が「イー,リャン,サン,スー・・・・」という感じです。初心者にはハードルが高い。

例えば,3番テーブルから,チャーハン1人前を頼む際は,以下のようにマイクで話します。

「3番から,ソーハンイー」

鶏唐揚2人前なら,

「エンザーキーリャン」

です。

ところが,ギョウザ2人前の場合,

「リャンガーコーテル」

と,数を表す言葉が先に来て,しかも接続詞の「ガー」が挟まるので注意を要します。また,複数の料理を頼む場合,ギョウザのオーダーを先頭に持ってくる必要があります。例えば,ギョウザ4人前,チャーハン1人前,柳麺(ラーメン)1人前ですと,

「スーガーコーテル,ソーハンイー,やなぎイー」

となります。「やなぎ」だけ日本語風なのは困りものですね。

他にも,大エビとクルトンのチリソースですと,「カンシャオターシャ」,小エビとクルトンのチリソースですと「カンシャオシャーレン」など,難易度の高い暗号が多数あります。

なお,生ビール1杯ですと,

「生中イー」

とそのまんまであり,大盛り麻婆丼1人前は,

「じゅんちゃんイー」

となります(これは,関西の某店に勤務していた「じゅんちゃん」というバイト君が麻婆丼大好きだったことに由来しています)。

かように,「玉将」は大衆中華の割には一見さんお断りの雰囲気がぷんぷんと漂っているのですが,このシステムが札幌でそのまま通用するのか,注目ですね。話の種に一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。

「ギョウザの玉将 札幌店」札幌市東区北○条東○丁目


以上,今日は4月1日ということで,それらしいエントリーを書いてみました。


なお,真面目な話として,「大阪王将」という関西中心に展開している中華チェーンが札幌に初開店したという話があります。光星のホーマックの近くで,我が家からそんなに遠くではないので,また行ってみようと思います。

2011年4月 2日

餃子一日105万個

昨日のエントリーはエイプリルフールのおばか記事ということで,ご海容ください。時節柄,自粛しようかとも思ったのですが,まぁ基本的には通常運転で行くか,と思いまして。昨日書いたのは「ぎょくしょう」の話ですからね。「おうしょう」ちゃうからね。


昨日の夕方,光星のホーマックの近くに開店した「大阪王将」の横を通りましたが,お客さん並んでました。大阪やろうが京都やろうが,並ぶような店やないで王将は。

大阪王将のウェブサイトを見てみますと,「餃子一日105万個」という記述があり,「餃子一日100万個」を標榜する京都王将こと王将フードサービスに対する敵愾心が見えて面白い。「餃子一日100万個」は,ワタクシが中学生の時分からの京都王将のスローガンみたいなもので,王将フードサービスが実際に餃子を一日何個売っているのかはよく分からないのですけどね。


(私信)晴雨様,今日もビッグごっつぁんでした。

2011年4月 6日

刑事弁護教官出張講義

今日は,司法研修所から刑事弁護の教官が来札されて,1日がかりの出張講義を行いました。

午前中に,記録に基づいた検討メモをその場で起案し,午後にその起案内容に基づいた講評が行われるという内容。

着眼点がなかなか難しいです。

夜は,教官を交えた懇親会が行われました。普段あまり交流のない他の班の修習生とあれこれしゃべりました。

2011年4月 7日

事件配点

検察修習は,導入の講義が大体終わって,いよいよ各修習生に事件が配点されはじめました。これから,取り調べなどを含む実習が行われることになります。

守秘義務がありますから,事件に関わる修習については,どのようなことをしたかということも含めて当ウェブログやツイッターでの記載はしないようにしようと思います。

過去には,司法修習生がブログで取調実習に関して,被疑者の性別や取り調べの時の様子などを書いて注意処分受けたという話もありましたからね(参照エントリー)。

ということで,しばらくは当ウェブログはネタに苦労することになりそうです。

2011年4月 9日

おさかな,みた

今日は家族で北広島のアウトレットモールに行きました。

昼飯時に,モール内の回転寿司屋さんに行ったのですが,そこは板前さんが魚を捌いているところがお客さんから見えるようになっていて,鰤の解体ショーとかやっているのです。そして,氷を敷き詰めた桶の中に,鮭とか鯛とか鯖とかツブ貝とかが置いてあって,それらもお客さんから見えるようにしているのです。

うちの娘,その魚が置いてあるところに妙に反応しまして,食っている途中も「おさかな,みたい」とか言って何度もその板さんがいるところに連れて行けと要求。その都度連れて行って,「これは鯛だよ」「これは貝だよ」とか説明していたのですが・・・・

家に帰って,夜寝かせつけをしていましたら,娘は「おさかな,みた」「たい,かい」とか妙に興奮して私たちに報告。

いや,私が連れて行ったんやから君が魚見たのは知っとるんやが。ちゅうか,水族館に連れて行ったときより反応がいいとはどういうこっちゃ・・・・。

今度,市場とかの鮮魚コーナー連れて行ったろかな。

2011年4月11日

刑務所見学

今日は,午後から東区にある札幌刑務所を見学に行きました。

刑務所というと網走監獄のイメージがありますが,札幌刑務所は現在建て替え中で,新しい施設は大変清潔な感じで,およそイメージが違いました。

ただ,やはり刑務所は刑務所でして,受刑者の自由は大いに制約されています。何といっても,私語がありませんからね。清潔な中にもある種の異様さを感じました。

2011年4月12日

レベル7

事故評価、最悪の「レベル7」=チェルノブイリと並び2例目―福島第1原発」(ヤフーニュースより)

東日本大震災に伴う福島第一原発の事故について,原子力安全・保安院は国際原子力事故評価尺度(INES)でレベル7の事故であるとの暫定評価を発表したとのこと。

放出放射能量はヨウ素131換算で37万テラベクレル(保安院)ないしは63万テラベクレル(安全委員会)とのことで,昔のキュリーに直すと実に1千万キュリー以上というとてつもない量の放射能が漏れたということになります(先月,核種がよくわからないけど,と紹介した3万テラベクレル以上という評価も,ヨウ素131換算の値みたいですね)。

チェルノブイリ原発事故との比較で放出放射能量が多いか少ないかという話は,福島第一原発の事故が発生後1か月以上を経てもなお進行していることを考えても,あまり実のある議論ではないと思われます。1千万キュリー以上だなんて,それだけで想像を絶するような値です。

何とも恐ろしい事態が発生したものであると,戦慄を覚えます。

2011年4月13日

変わりましたね

修習帰りに地下鉄に乗っていましたら,たまたまH大法科大学院の修了生で来月の新司法試験の追い込み中の後輩に会いました。

ちょっと話した程度だったのですが,「熊嶺さん,そんなに久しぶりではないけど,何か感じ変わりましたね」と言われてしまいました。

自分ではよくわからんのですが,実務修習で次々といろんな庁会回るので,否応なく変化しているんでしょうね,きっと。

2011年4月15日

原子力損害賠償紛争審査会

<福島第1原発>損害賠償紛争審査会が初会合」(ヤフーニュースより)


いわゆる原賠法(原子力損害の賠償に関する法律)に基づいて「原子力損害賠償紛争審査会」というのが文科省に設置され,本日初会合があったそうです。


原子力損害の賠償に関する法律

第18条
1  文部科学省に、原子力損害の賠償に関して紛争が生じた場合における和解の仲介及び当該紛争の当事者による自主的な解決に資する一般的な指針の策定に係る事務を行わせるため、政令の定めるところにより、原子力損害賠償紛争審査会(以下この条において「審査会」という。)を置くことができる。
2  審査会は、次に掲げる事務を処理する。
一  原子力損害の賠償に関する紛争について和解の仲介を行うこと。
二  原子力損害の賠償に関する紛争について原子力損害の範囲の判定の指針その他の当該紛争の当事者による自主的な解決に資する一般的な指針を定めること。
三  前二号に掲げる事務を行うため必要な原子力損害の調査及び評価を行うこと。
3  前二項に定めるもののほか、審査会の組織及び運営並びに和解の仲介の申立及びその処理の手続に関し必要な事項は、政令で定める。


昨日ツイッターでもつぶやきましたが,原賠法については知らないことが多いので,一度きっちり勉強しようと思っています。

2011年4月17日

おむつ売り切れ

屯田のアカチャンホンポに行ったのですが,いつも買っている紙おむつが品切れで次回入荷未定になっていました。地震の影響。うぉっ,マジですか。ショック大きい。

アカチャンホンポのはサービス品で,普通のドラッグストアで売っているのより数枚多いやつだから,普通のはまだ流通していると信じたい。近所のドラッグストアでは普通に置いてあったからねぇ。

2011年4月20日

ずいぶんとしゃべるようになった

うちの娘ももうすぐ2歳なのですが,ますますとおしゃべりが盛んになってきました。

親バカにも程があるのですが,今の段階で記録しておかないと失われてしまうものなので,箇条書きでいくつか記録。

おちご→いちご
もってもち→もしもし
ありぇ→あれ?
おしっこ→おしごと
きーんさん→きりんさん
おにりり→おにぎり

他にもいろいろあるんですが,とりあえずこれくらいで。言葉がある程度通じるようになったのでかなり楽になってきました。

2011年4月22日

ポット式浄水器

今ワタクシが修習で行っている検察庁の修習生室には冷蔵庫があるんですが,あまり活用されていない感じです。

冷蔵庫使えるなら,ポット式の浄水器を買って冷やしておいたらいいな,と考えて現在物色中。

気になっているのは以下のもの。

クリンスイCP015」(三菱レイヨンのサイトより)

ポット式というとブリタのイメージでしたが,今は結構いろいろあるんですね。

2011年4月25日

ダブルブッキング

今日は,青年法律家協会の憲法フェスティバルが中央区の「かでる2・7」という会館で行われていたので行こうと思っていましたが,同会場,同時間帯に福島原発事故に関する講演会があることが判明したので,憲法フェスティバルは資料だけもらって原発の方に行ってきました。

講演会の講師の方は,起こっていることを冷静に観察する必要性を強調されていました。

2011年4月26日

検察教官来札

今日は,検察教官が来札して,4月上旬に行われた全国一斉起案の講評が行われました。

全国一斉起案については記事にしたと思いこんでいましたが実際には書いていなかったので,ここで簡単に紹介しますと,各クール毎に検察修習にあたっている修習生(2000人の4分の1なので毎回500人ほどか)が全国一斉で1日ががりの起案を行うというものでして,修習用にまとめられた記録を基に,被疑者を起訴にするか,不起訴にするか,起訴にするとして何罪で起訴にするのかということの思考過程をまとめるというものです。

これは,司法修習の最後に実施される考試(いわゆる二回試験)の試験形態そのものでして,最上位を目指すのでなかったとしても一応一通りには書けるようになる必要があるものです。


講評を聞いて,とにかくねちっこく,ねちっこく事実認定していかなければならないということが分かりました。丸一日がかりで書いてもとてもとても時間が足りないのですが・・・・。

あと,刑法各論の知識。これは,刑事裁判でも刑事弁護でも必要なので,「一粒で三度おいしい」ことになります。刑事系に苦手意識のあるワタクシとしては,必須の課題です。

2011年4月29日

たかいねぇ

今日から関西地方にあるワタクシの実家に妻子と帰省。

飛行機での移動が心配でしたが,娘は,離陸時におにぎりをむしゃむしゃ食べて,水平飛行時は窓から下を見て「たかいねぇ」と言ったり,ご機嫌でした。

伊丹空港にワタクシの両親(妻にとっては義両親,娘にとっては祖父母)が自動車で迎えに来てくれていて,一緒に帰宅。

娘はとりあえず猫を相変わらず怖がっている様子。

« 2011年3月 | メイン | 2011年5月 »