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2006年9月 1日

南鳥島気象観測所の職員が全員避難

気象庁のプレス・リリース

驚きました。気象観測というのは継続が命であって、欠けたデータがあると大いに意味がなくなってしまうという話を聞いたことがあります。

ゆえに、阪神・淡路大震災の時も崩れかけた観測所では観測が続けられた、とか。

だから、今回避難を決定したということは、余程のことであると言わざるを得ません。

あと、新田次郎の『火の島』という小説も同じようなネタ。1965年(だったと思う)に鳥島の測候所が火山性地震の続発に見舞われたという実話を元に、撤退するか、しないかで、いろんな人がその人なりの立場で悩んだり、怒ったり、ビビったり、という話。撤退反対論者の論拠は「観測は継続が命」的な発想なんだよね。

文庫は絶版らしいので、関心を持った人は図書館で『新田次郎全集』でも見てください。

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